パーキンソン病のリハビリ|小山市にあるリハビリ施設脳梗塞リハビリLab栃木・茨城

パーキンソン病のリハビリ|小山市にあるリハビリ施設|脳梗塞リハビリLab栃木・茨城

 

 小山理学療法士による脳卒中の専門リハビリ施設

脳梗塞リハビリLab栃木・茨城

受付時間    9:00〜18:00 (月〜金)     
070-2617-2229 (☎︎ 0285-38-8228)  
 
 
パーキンソン病 ピックアップ記事
パーキンソン病 ピックアップ記事
 

 

 

 

  • 1.パーキンソン病とは
  • 2.パーキンソン病の改善方法とは
  • 3.パーキンソン病のリハビリとは
  • 4.当施設におけるパーキンソン病のリハビリについて
  • 5.実際にリハビリを受けられている方の体験記
  • 6.理学療法士からのメッセージ
  • 7.引用・参考文献

 

 
1.パーキンソン病とは

パーキンソン病とは、脳神経の変性による進行性の難病です。日本における患者数は人口10万に対し約150人と言われています。50〜60代での発症が多いですが、40歳以下で発症することもあります。65歳以上になると有病率は、40〜50代の倍以上となっています。パーキンソン病の原因は、脳の神経伝達物質である「ドパミン」が減少することによって起こります。ドパミンが減少することによって脳から筋肉を動かすための司令にブレーキがかかり過ぎてしまいます。
パーキンソン病の症状は運動症状と非運動症状に分けられます。運動症状では筋肉や体が硬くなったり動きが乏しくなったりします。進行すると歩行や日常動作が不自由になっていきます。非運動症状は、起立性低血圧や抑うつ、不眠、便秘などの消化器症状、認知機能の低下などが見られます。
現在、パーキンソン病を確実に診断できる検査方法がないため、このような運動症状と共に、特徴的な非運動症状を手掛かりとして総合的に診断します。いずれにせよ診療において、早期発見、早期治療が大切です。症状の左右差が初期のパーキンソン病では特徴的なので、片側の手足の震えとともに便秘などの非運動症状があったら診療科として神経内科や脳神経外科のある病院や専門外来のあるクリニックなどの医療機関の受診をおすすめします。
現在の医療では残念ながら根治(完全に治すこと)や、進行を止めることが困難と言われております。しかしながら、近代のリハビリ技術の発展により「身体機能の改善」という観点から、有効とされるリハビリ訓練も登場しておりますので、このページでご紹介します。

 
2.パーキンソン病の改善方法とは

パーキンソン病の改善方法は大きく分けて①薬物療法、②手術療法、③リハビリ訓練の3つが代表的です。
①薬物療法はパーキンソン病において治療の基本であり、ドパミンの働きを補うことが主体となります。治療薬として大きく3つのグループに分けられ、L-dopa(ドパミンの原料)、ドパミンアゴニスト(ドパミンの代わりをするもの)、非ドパミン系治療薬などその他の薬が挙げられます。専門医の診察の下、症状にあった薬が処方されることとなります。
②手術療法は、脳深部刺激療法(DBS)が普及しています。DBSは脳に植え込んだ電極で電気刺激をすることでパーキンソン病の症状を抑える治療です。
③リハビリ訓練は、症状の進行を緩やかにすることと症状を軽減して生活動作の改善を目的としています。
いずれも重要な役割を担っておりますが、特に高齢の方において、身体機能の改善を目指すリハビリ訓練は重要になります。それは単にパーキンソン病による運動症状の他に、たとえ病気が無かったとしても、年齢が進むにつれて身体機能は自然と衰えていくので、その併発症状を軽減する役割も担っているからです。

 

 
3.パーキンソン病のリハビリとは
 
パーキンソン病のリハビリでは、①筋肉や関節の柔軟性を維持・改善、②姿勢や歩行、苦手な動作の改善、③体力や筋力の維持・向上が大切になってきます。そのために、「ストレッチ」や「筋力トレーニング」、「バランス練習」、「外部刺激(メトロノームなど)を利用した訓練」などのリハビリ方法があります。これら以外にも最近では、機能改善に特化した新しいリハビリ手法などの報告もされております。
 
 
 
4.当施設におけるパーキンソン病のリハビリについて
 
パーキンソン病はすくみ足など特徴的な症状がある一方で、実際には現れている症状やその程度は様々であり、1人ひとりの生活スタイルや自宅環境などによってもリハビリ方法は十人十色です。
 
個別性を大事にしながら行う当施設での主なリハビリの方法は、①無意識(筋肉の硬さや姿勢)に対するリハビリ、②意識的・努力的な運動や動作練習を取り入れています。

①ではバイニーアプローチ(筋肉や関節、筋膜などを調整することで身体から脳へ送られる無意識の感覚が改善され、自己治癒力が最大限活かせられるようになり姿勢や動作が改善)やボバースアプローチ(姿勢や動作を観察・分析し、神経化学に基づき無意識による姿勢制御や筋肉の位置・張りなどを調節して姿勢や動作を改善)などの手法を用いて、筋肉や関節の柔軟性と姿勢を改善することで歩行やバランス、ふるえ、痛みなどの改善を図ります。
②ではLSVT BIG®(近年、米国で考案されたパーキンソン病のためのリハビリ方法。「動きの大きさ」に着目し、高い集中力と努力性を用いて身体を捻る・大きな歩行などのプログラムに沿ったトレーニングを実施して正常に近い動きの獲得を目指す。※薬物療法と同等のエビデンスが得られています。)
パーキンソン病に代表される様な立ち上がりや歩行などの諸症状に重要な動作訓練を基に、基本的な動作や実際の生活動作の改善を図ります。

 
5.実際にリハビリを受けられた方の体験記
 
当施設では専門の理学療法士が、疾患や症状に特化したリハビリを提供しています。実際にリハビリを受けたご利用者様からは「すくみ足が改善し、身体が軽くなった」と嬉しいお声を頂いていいます。

[ご利用者の紹介]
60歳代
2019年頃にパーキンソン病と診断
症状:
数年前に片側の足のふるえが出現しました。今は、すくみ足があり歩きにくさがあります。特に向きを換えるのが苦手です。バランスも悪くなってきて、転んだこともありました。姿勢も悪くなってきているのが気になっています。背中あたりの痛みもあります。
悩み:
昔は趣味でスキーをしていました。散歩やハイキングもしていましたが、今は外出の時は家族の付き添いが必要です。1人の時はシルバーカーを使っています。最近は転んだらどうしようと買い物に行くのが怖くなってきています。
デイケアに週1回通っていて、マシンでの運動とマッサージなど行ってもらっています。家でもスクワットなどの運動はしていますが、このままどんどん動けなくなってしまいそうで不安です。
リハビリ体験を受けて:
体を大きく伸ばしたり、大きく動かす運動をしてもらいました。普段あまり動かさない動きだったので大変さはありましたが、終わってみたら体が軽くなって歩く時も足が出しやすくなりました。向きを換えるのが特に苦手でしたが前よりスムーズにできるようになりました。
リハビリ前と後で比較した動画を見たら、歩く速さや方向転換にかかる時間が速くなっていました。歩く姿勢も変わっていました。
これならひとりでも買い物に行く自信が持てます。

 
6.理学療法士からのメッセージ
 
パーキンソン病は決して諦める病気ではありません。パーキンソン病は脳の神経の変性疾患であることから、脳卒中と同様に脳の神経系の仕組みを熟知したリハビリの専門家が、ご利用者様の症状や悩みに合わせた最適なリハビリをご提供させていただきます。
栃木県小山市で初となるパーキンソン病に対して特化したリハビリを体感していただきたいとともに、治療法が確立されるその日まで、夢を諦めず、身体機能の維持そして改善を目指していきましょう。
 
 
 
7.引用・参考文献

 
1)厚生労働省 平成29年(2017) 患者調査
2)Georg Ebersbach et al:Mov Disord.2010 Sep 15;25(12):1902-8
 

 
 
パーキンソン病 関連記事一覧
 
パーキンソン病 関連記事一覧
 
 

 

体験リハビリをご希望の方はコチラ👇

 
「身体の症状」、「お悩み・お困り事」など
LINE でお気軽にご相談ください 👉
 
 

「身体の症状」「お悩み・お困り事」など
LINE でお気軽にご相談ください👇
 

脳梗塞リハビリLab栃木・茨城

 
脳梗塞リハビリLab栃木・茨城

 

 
土・日・祝は応相談
 〒323-0032    
 栃木県小山市天神町1-9-9
 TEL:0285-38-8228
 受付時間 9:00〜18:00
 
 
 
   アクセス
 ・小山駅から車で3分
 ・無料駐車場完備
 ・小山市コミュニティバス
   天神町バス停より徒歩1分
 
 受付時間 9:00〜18:00 
土・日・祝は応相談
 
 
 
 
〒323-0032         
 栃木県小山市天神町1-9-9
 アクセス
・小山駅から徒歩15分
・小山駅から車で3分
・無料駐車場完備
・小山市コミュニティバス天神町バス停より徒歩1分