脳梗塞のリハビリ|脳梗塞リハビリLab栃木・茨城

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 小山理学療法士による脳卒中の専門リハビリ施設

脳梗塞リハビリLab栃木・茨城

受付時間    9:00〜18:00 (月〜金)     
070-2617-2229 (☎︎ 0285-38-8228)  
 
 
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  • 1.脳梗塞とは
  • 2.脳梗塞の改善方法とは
  • 3.脳梗塞のリハビリとは
  • 4.バイニーアプローチというリハビリ方法について
  • 5.実際にバイニーアプローチを受けられている方のリハビリ体験記
  • 6.理学療法士からのメッセージ
  • 7.引用・参考文献

 

1.脳梗塞(脳卒中)とは

 
脳梗塞は血液中にできた血栓が脳の血管に詰まることで起こります。脳出血(くも膜下出血も含む)とあわせて脳卒中と分類されています。
脳卒中と診断された患者数は、約112万人で100人に1人の割合と言われています。
疾患別ではがんと心疾患に次いで脳卒中は死因の第3位(1960年頃は第1位)であり、介護が必要になった要因も認知症についで多い第2位となっています。
 
その背景には、生活習慣や食の欧米化などによって高血圧や糖尿病など生活習慣病の患者数が増えてたことに加え高齢者の増加も影響しているとい言えます。
※狭心症や不整脈、動脈硬化などが脳梗塞の危険因子とされています。
 
後遺症として代表的なものが、運動麻痺(半身麻痺)や感覚障害、高次脳機能障害(失語性・性格の変化・反側空間無視 等)などがあります。
損傷部位などによって出現する症状やその程度は様々です。

 
2.脳梗塞の改善方法とは

脳梗塞(脳卒中)の治療方法は①薬物療法、②外科的手術、③リハビリ があります。
薬物療法・外科的手術はいずれも発症してすぐの急性期において、医師の診療のもと治療が行われます。例えば、血栓を溶かすための内科的治療として薬剤の点滴や出血部の血腫を取り除く手術などが行われます。
リハビリについては、後遺症による障害や身体機能の回復に対してだけでなく、精神面や生活・社会参加などその人が再びその人らしく生きることを目指すための治療がリハビリと言えます。
 

3.脳梗塞のリハビリとは

 
脳梗塞のリハビリは一般的に、急性期・回復期・維持期に分けられます。
 
急性期
発症から数週間の間は急性期病院でのリハビリとなります。この時期は、画像診断や血液・生化学検査などから現状を照らし合わせ、血圧の管理などを十分にした上で、体力低下の予防や脳の残存機能の回復のために早期からのリハビリが臨床において重要とされています。ベッド上でのリハビリから起き上がりや立ち上がり・歩行練習、動作練習などを実施します。
 
回復期
状態の安定とともに集中的にリハビリを行う時期となります。回復期病棟に移ったりリハビリ病院に転院をしたりします。後遺症や低下している機能・部位に対して毎日リハビリを実施し、自宅生活に戻るための能力や動作の獲得を目的としています。
リハビリ内容は後遺症やその程度によって異なりますが、起き上がりの練習や座位の安定、トイレの練習、歩行や車椅子操作の獲得、言葉や飲み込みの練習、書字や料理、洗濯、車の運転など生活に必要な動作の練習がメインとなります。
維持期
自宅へ退院または、介護施設などへ入られてからのリハビリとなります。多くの場合は取り戻した身体機能や動作能力を維持していく時期とされています。
医療保険の場合は病院やクリニック、整形外科などの医療機関に来院・受診し外来リハを受けることができます。介護保険の場合はデイサービスや訪問リハビリが中心になってきます。
この時期のリハビリ内容は社会的な自立を目指すという意味で、よりその人らしさに合ったリハビリが求められます。
しかし、医療・介護保険の制度上の問題から、必ずしも目標や希望に合ったリハビリが受けられるとは限りません。その要因として、1回あたりのリハビリ時間や1週間に受けられるリハビリの回数が制度上決められてしまい、リハビリの量と質が確保できない場合があるからです。
 

4.バイニーアプローチというリハビリ方法について

 
当施設は、自費による退院後の専門リハビリサービスを提供しています。保険診療のリハビリと異なり、ご利用者様の目標や希望に合わせたオーダーメイドのリハビリプログラムで、国家資格を有するスタッフがマンツーマンで90分〜120分と充実した「諦めないリハビリ」を提供しています。
 
また、ここでは当施設で提供しているリハビリの手法の1つであるバイニーアプローチ(BiNI Approach)について具体的に紹介していきます。
バイニーアプローチは、生体力学からなるヒトの動きと脳などの神経科学の観点から、身体のあらゆる部位や組織(筋肉・筋膜・関節・皮膚など)の状態を調節していくリハビリ方法です。調節し改善された身体を通して脳や脊髄に入力される感覚は良好な情報として処理されるため、良好な運動として身体に表出できるようになり運動のパフォーマンスが向上します。
脳梗塞であっても、病前と同じ様な良好な感覚が身体から脳に入力されることで、本来の動きを取り戻すように新しい神経回路が構築されたりその回路が強まることで機能の回復へと導いてくれます。
この良好な感覚と運動との循環が自己組織化されると、自己治癒力が最大限に引き出されてリハビリ以外の時間も効果が持続し、元に戻りにくい身体を手に入れる事が可能になります。
 

5.実際にバイニーアプローチを受けられている方のリハビリ体験記

 
実際にリハビリを受けたご利用者様からは「自然と歩き姿勢が良くなった」「振り出しが改善した」と嬉しいお声を頂いています。
 
[ご利用者の紹介]
70歳代 男性 
2021年に脳出血発症 / 2018年に脳出血、2016年に脳梗塞
症状:主に左上下肢の麻痺
悩み:
以前から車椅子を使用していましたが、今回の脳出血で1ヶ月くらい入院してからは車椅子から立ってトイレに移ったりするのが大変になってしまった。
右で手すりを掴んで左側を支えてもらえば歩けるが、すぐに疲れて姿勢が崩れてしまう。
今も週3回は仕事に出ている。仕事場でも家でも車椅子を押してもらうこともあり、車の乗り降りはちょっと大変でトイレに移るのも軽く手伝ってもらったりしている。
昔から多趣味で色んなことをまたやりたいと思う気持ちはある。
特にゴルフですね。
リハビリ体験を受けて:
平行棒で1往復するのにも段々膝が曲がってきて足も出にくくなってしまっていましたが、リハビリ後は膝が曲がりにくくなり姿勢良く歩けました。平行棒も3往復できました。久しぶりに軽く歩けた感覚で嬉しくなりました。
リハビリ中はほとんど横になっていたのに、リハビリ後は自然と姿勢が変わっていたみたいです。周りの家族から言われなければ自分でも気づかないくらいです。キツい筋トレなどもほとんどしていないのに、歩行では自然と足が出ました。それも意識して持ち上げているという感じでななく。
自分も家族も1回でこんなに変わるとは思っていなくてびっくりしました。今までのリハビリとは何か違うと思いました。 無理に身体を動かそうとすると変な力が入ったりバランスを崩したりしていて、辛いリハビリはちょっと苦手です。心臓の病気も持っていて疲れやすいので、楽に良くなれるなんて自分にはピッタリです。
 

6.理学療法士からのメッセージ

 
脳梗塞(脳卒中)は、40年前とは違い亡くなる病気ではなくなりました。しかし、それは後遺症を抱えて生活している方が増えたということでもあります。それにも関わらず、街中で後遺症や障害を持った方を見かける事の方がまだ珍しいと思います。
当施設では、一人ひとりに合ったリハビリプログラムを提供するとともに、社会参加に向けて施設外のリハビリも取り入れ、仕事復帰や趣味活動などの支援や補助も対応しています。
後遺症があっても自分らしく生きていく。改善を諦めない。リハビリを通して皆様のお力になれると幸いです。
 

7.引用・参考文献

 
1)厚生労働省 平成29年(2017)「患者調査」
2)MedicMedia 「病気が見えるvol.7  脳・神経」
3)文光堂 舟波真一 「BiNI Approach 運動の成り立ちから導く,治療をシンプルにする法則」
 
 
 
 
 
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